Presenter: Dr. Rajendra Kumari, Crown Bioscience腫瘍の不均一性、腫瘍微小環境（TME）、免疫学的多様性は、がんの非常に複雑な特性に寄与しています。腫瘍学および免疫腫瘍学（I/O）における前臨床研究のためのモデルを選択する際には、これらの複雑性を考慮することが重要です。そして特定の研究課題および薬剤開発ターゲットに対して臨床的に適切である必要があります。各モデルにはそれぞれ長所と短所があるため、最適なモデルを選択することは難しいことが分かっています。
この15分間のウェビナーでは、技術講演シリーズ「がん治療薬開発のためのIn vivoソリューション」の第一弾として、Rajendra Kumari博士が、がん治療の動物モデルやI/Oを選択する際に考慮すべき点をご紹介します。
Rajendra Kumari, 博士, Crown Bioscience, Scientific Communicationsグローバル責任者
Rajendra氏は、レスター大学で分子薬理学の博士号を取得後、ノッティンガム大学臨床科学部前臨床腫瘍学部門に博士研究員として加わり、がん細胞生物学、モデル開発、in vitro、in vivo、イメージング能力、分子薬理学の分野で高い専門性を確立してきました。2005年には、前臨床腫瘍学サービス（PRECOS）受託研究事業部のプロジェクト＆ビジネスマネージャーを務め、2008年には講師／助教授に就任しました。2010年にはPRECOS Ltd.をスピンアウトさせ、最高業務責任者、取締役、共同設立者として、同ユニットの商業化に大きく貢献しました。2013年のCrown Bioscienceとの合併後、RajendraはCSO & General ManagerとしてCrownのヨーロッパ地域をリードすることになりました。2018年、Crown Inc.のすべてのプラットフォームを担当するGlobal Head of Scientific Communicationsに就任。同氏は、米国癌研究協会および英国癌研究協会の会員であり、40以上の抄録や出版物を執筆しています。
